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ー 地域の文化と伝統を伝える ー

飛騨市美術館

2018.09.02

私のお気に入り№22…墨と油彩と岩絵具の縁結び展

 
 
私のお気に入りの作品第22弾をお伝えいたします。


足立氏作品の「流し場」です。
足立氏いわく「自画像を描いてみたくなって挑戦した作品。台所でバタバタとしている毎日だったが、ちょっと一休みをしてホッとしている自分を描きました。」とのことです。
30数年前の足立氏。主婦・子育て・仕事とてんてこ舞いの時だっただろうお姿。そんな中でも張りを持って生きがいを持って…。な~んか充実感たっぷりの喜びが伝わってきます。
 

谷口氏作品の「一(いち)華(げ)五葉(ごように)開(ひらく)」です。
蓮の花が、見事な五枚の花びらを開かせ咲いている。その姿は、実に美しく、麗しく…やがて自ずと立派な実を結んでいく。
それと同様に人間の心にも五つの智慧を花弁にした花を咲かせましょうという意味です。
あの有名な禅宗開祖のだるまさんの茶事に良く使われる言葉です。
私は、この作品で感じることは、文字が達磨さんに見えてくることです。特に「華」とか「開く」がわざと大きく書いてあるように見え、どっしりと構えたカップクの良い達磨さんが、そこにド~ンと座っておられるような…。
 


尾下作品「或る日」です。
毎日尾下氏の通う喫茶店「あかね」さんで育てている白バラ。道すがらにある「或る日のバラ」の景色です。
私は、気品漂う白バラとともにその香りをも感じます。

 
最後に…
こちらは昭和10年頃の「?」です。
さて、これは何でしょうか?何に使われたものでしょうか?
 ほとんどの皆さまは、保育園児頃から80代ぐらいまでお使いになっているはずのものです。
エッ?縄跳びの取っ手? い~や違うんです。ご来館者に3つのヒントを差し上げます。
 
皆様、是非とも実物を間近にして、ご覧ください。
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飛騨三女展
期間:9月5日(水)まで
開館時間:9:00~17:00
入館料:一般200円、高校生以下無料
※障がい者手帳の交付を受けている方と20名以上の団体は20%割引
休館日:月曜日 
私のお気に入り№22…墨と油彩と岩絵具の縁結び展
  • 飛騨市美術館

    飛騨市美術館

    ヒダシビジュツカン

  • 〒509-4221 岐阜県飛騨市古川町若宮2-1-58

    TEL:0577-73-3288

    FAX:0577-73-5003

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