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ー 地域の文化と伝統を伝える ー

飛騨市美術館

2018.09.01

私のお気に入り№21…墨と油彩と岩絵具の縁結び展

 
 
私のお気に入りの作品第21弾をお伝えいたします。



尾下氏作品の「春」です。
古川町高野側から見た荒城川と千代の松原です。荒城川の水面に桜花爛漫の姿。
私は、水浴び、ボートのり、花火などなどで…よく遊び、ローラースケート場があって、牛や馬の競り市があった千代の松原の頃を懐かしく思い出します。
桜花の美しさは、絶品の公園です。
 
谷口氏作品の「山岡鉄舟の言葉」です。
困難を避けて、物に不自由するなんて常にはない、という意味です。
私には、奥深い言葉すぎて意味が今一つわかりません。
江戸城無血開城など明治維新の舞台に活躍した山岡鉄舟。飛騨高山で過ごした十七歳までの少年期に…剣、禅、書の修業を…寝る暇も惜しんで恐ろしく真剣に行ったといいます。
谷口氏は「山岡鉄舟の武勇伝にあやかりたいと思い、この詩を選びました。」とおっしゃっています。私は、筆先にまで、格調高く、品格に冴えわたっている作品だと感じています。


  
足立氏作品「冬の御嶽」です。
足立氏は「冬の御嶽山の荘厳な気高さとその中に漂う雪化粧の美しさを描こうと挑戦した。」とおっしゃっています。
昔から御嶽信仰がある飛騨です。
雪景色の美しさとともに御嶽への畏敬の念を抱きながら筆を運ばれたんだろうなあと思います。
私は、この作品からどこからともなく漂う神々しさを感じます。
 

最後に昭和50年頃の「木琴」です。
木を叩いて音を出す。太古の昔から木を利用して、伝言や合図、踊りやリズム合いの手に使われてきました。この木琴は、皆様小学生の頃よく利用したと思います。単純に、素朴な木の音色を味わってみてください。
 
皆様、是非とも実物を間近にして、ご覧ください。
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飛騨三女展
期間:9月5日(水)まで
開館時間:9:00~17:00
入館料:一般200円、高校生以下無料
※障がい者手帳の交付を受けている方と20名以上の団体は20%割引
休館日:月曜日 
私のお気に入り№21…墨と油彩と岩絵具の縁結び展
  • 飛騨市美術館

    飛騨市美術館

    ヒダシビジュツカン

  • 〒509-4221 岐阜県飛騨市古川町若宮2-1-58

    TEL:0577-73-3288

    FAX:0577-73-5003

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