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ー 地域の文化と伝統を伝える ー

飛騨市美術館

2018.08.27

私のお気に入り№16…墨と油彩と岩絵具の縁結び展

 

私のお気に入りの作品第16弾をお伝えいたします。 



足立氏作品の「造る人1【和ろうそく】」です。
伝統工芸「和ろうそく職人」の亡き三嶋武雄さんと世間話をしつつ…製作されたものです。
足立氏は「職人としての厳しさと親しみ深いホッとする温かさを表現したかった。」とおっしゃっています。
 な~るほど!確かに三嶋さんの優しいあの口調で「よ~きてくれんさったなぁ~。このロ~ソクは、何が違うかっていうとなぁ~…。」などと語りかけて下さっているような臨場感があります。
 今現在もこの通りの作業場です。三寺まいりの時の巨大な和ろうそくをはじめ小さい物までを精魂込めて作り上げてきたその自信と風格が伝わります。


尾下氏作品の「渓流」です。
「飛騨を描く会」の会員さんと一緒に向かった国府町にある四十八滝。そこにある滝の姿。
尾下氏いわく「流れ落ちる清らかな水と滝の清涼な雰囲気を表現したかった。」と…。
私は、爽やかな涼しさ・シャ~サッ~という清水の岩肌から流れ落ちる気持ち良い音・肌にシットリまとわりつく、ひんやりとした空気…それを充分感じます。
しかし、尾下氏は、たくさんある立派な滝の中からなぜこの滝のように「川の流れのような質素な滝」を取り上げたのかなあ?と素朴なる疑問が残りました。凡人の私の滝イメージと同じにしちゃいけませんよね。


   
最後に昭和20~30年頃の物です。
左から「扇風機・手回しミシン(リード社製とシンガー製)・三種類のマス」です。
芝浦の30㎝扇風機は、8㎏の重さです。
手回しのミシンも相当重いものです。しかし、右手でハンドルを常に廻しながら、左手で生地を押していく。足踏みミシンでも厄介なのに…。
マスは、益々繁盛で測りまくり。どれも使い込んだシックでレトロな色合いが、い~んです。
 
皆様、是非とも実物を間近にして、ご覧ください 
私のお気に入り№16…墨と油彩と岩絵具の縁結び展
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