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ー 地域の文化と伝統を伝える ー

飛騨市美術館

2017.08.29

母娘四人展…千人越えのご鑑賞いただきました。有り難うございました。


飛騨市古川町のご出身古田洋篂(書家)さんを母に持つ、板橋愛華(書家・工芸家)さん、山口綏星(絵馬作家・グラフィックデザイナー)さん、有賀暁美(トールペイント作家)さんの
3姉妹。親子それぞれ芸術活動している今、その作品を改めて見ていただこうと開催された『母娘四人展』。


去る
820日(日)大勢の皆様にご鑑賞いただきながら、無事終了日を迎えました。
この1ヶ月の期間中
1,039人という皆様が、ご来館くださいました。足をお運びいただき誠にありがとうございました。


「書家としても、母が健康で活躍している今だからこそ、作家
3姉妹の作品とのコラボで市民の皆様に見ていただきたい」と熱い願いを持たれました。93才現役で活動されている母「古田さん」への親孝行でもあり、ご恩返しでもあり、家族(親子)の絆の深さと厚みを象徴する企画展でありました。


ご鑑賞いただいた方々は、口々に「素晴らしいものを見ることができた。」「明日に向かって、やる気満々で生きていくパワーをもらえた。」「地元出身でこんなすごい作家さんがいるってことを知ることができた。」「この作家さんの絵葉書などの記念グッヅをミュジアムショップで販売してくれないのか?」と様々な感嘆の声を頂戴いたしました。


 早くにご主人を亡くされ、女手一つで小さな3人を育てた古田さん。そのことをやるだけでも大変なのに、忘れなかったのは「上手に文字を書きたい」「目の覚めるような文字を書きたい」という強い願いだったそうです。仕事を済ませた後、疲れもなんのその。夜なべの「書写練習」。その黙々と取り組まれるお姿を3人姉妹はず~っと見つめながら育ってきた。


『門前の小僧、習わぬ経を読む』という言葉がありますが、まさにそのとおり。子は、親の後ろ姿で成長するのですねえ。3姉妹は、現在、名古屋・古川・東京で作家活動を継続されてご活躍中です。やはり、その陰にこの母の姿が、あったればこそと…敬意と羨望の思いを持つばかりであります。


会期中、お忙しい中にもかかわらず来館いただき、丁寧にご鑑賞下さいましたこと衷心より感謝申し上げます。有り難うございました。次回展示も、どうぞお楽しみにしてください。

 

母娘四人展…千人越えのご鑑賞いただきました。有り難うございました。
  • 飛騨市美術館

    飛騨市美術館

    ヒダシビジュツカン

  • 〒509-4221 岐阜県飛騨市古川町若宮2-1-58

    TEL:0577-73-3288

    FAX:0577-73-5003

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